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2015年6月 8日 (月)

昔話 ななつ星 2.

子犬は美味しそうにぺちゃぺちゃと、一滴も残さずになめてしまいました。その嬉しそうな様子といったら、ありませんでした。 ところが、たちまち不思議なことが起こりました。女の子の握っている古いひしゃくが、みるまに、銀のひしゃくに変わってしまったのです。 それは、まるでお月様の光のように美しく、暗闇の中に輝きだしたのでした。女の子は、驚きましたが、それでも、一刻も早くお母さんに水を、あげたいと思いますので、そのまま駆けていきました。 すると、今度は森の出口の所で、一人のおじいさんに出会いました。おじいさんも、よぼよぼのおじいさんなのでした。 そのおじいさんが言いますのに、「お嬢さんや、教えてくだされ。どこかに水はありませんか。わしは、たった一口、喉を湿したいのです。長い道を歩いて来たのに、どこも、お日照りで、井戸はすっかりカラカラなのでね」 おじいさんは、今にも、倒れそうに、息を切らせな...

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2015年5月 9日 (土)

昔話 人魚姫 7.

「だが、おまえさん、いったん人間になったら、二度と人魚の娘にはなれないし、海の中のお城へも戻れないんだよ。 それから、もし、王子様がほかの女の人をお妃にされるようなことがあれば、すぐ次の朝、おまえさんの心臓は破裂して、おまえさんは海の上の泡になってしまうんだよ」 「それでも、かまいません」。「それからねえ、私のお礼を忘れないでおくれよ私が欲しいのは、ちょっとやそっとの物じゃないのさ。 おまえさんは、この海の底の誰よりも美しい声の持主だ。私が欲しいのは、おまえさんの、その声なんだよ。 私だって、一番いい薬をあげるんだもの。おまえさんも一番いいものをくれなくちゃねえ」 「でも、あなたに声をあげてしまったら、私にはもう、すてきなものが何にもなくなってしまいますわ」 「その美しい姿や、すべるような歩き方、それに、目は口と同じくらいに、ものが言えるって、いうだろう。 その口と同じくらい...

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2015年4月17日 (金)

昔話 一番つよい勇士 7.

アリヨーシャは、道を尋ねようとお百姓の方へ向かいました。ところが、どうしたことか、目の前に姿が見えているのに、夕方まで歩き続けて、やっとそのお百姓に近寄ることが出来ました。 アリヨーシャが、大声で呼びかけると、お百姓は畑の真ん中に立って顔をあげました。「そこのお若い勇士。なにかご用ですかい」 「この広い畑に迷いこんだのだ。元の道に出るにはどういけばいいかね」「そこを真直ぐにおいでなさい。 すぐそこで、わしの兄貴が畑を耕しておりますから、教えて差し上げるでしょう」 お百姓は、そう答えるとまた、せっせと畑仕事を続けました。 アリヨーシャは、畑の間の道を急ぎました。そのうち、夜になりましたので、野宿をして、また、次の日、1日中歩き続け、やっと夕方になって、 前の日に会ったお百姓の兄さんが、畑を耕しているところへでました。そこで、同じように道を尋ねますと、そのお百姓も言いました。 「も...

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2015年4月11日 (土)

昔話 一番つよい勇士 1.

むかし、ロシアのロストフという町の司祭のところで、男の子が生まれ、アリヨーシャと名づけられました。 普通、子供は一日一日と大きくなるものですが、不思議なことにアリヨーシャは、1時間ごとに大きくなりましたので、あっという間に1人前の若者になりました。 アリヨーシャは、大変な力もちで、そのうえ勇気があり、危ないことをするのが大好きでした。 誰も乗りこなせない暴れ馬にまたがって走り回ったり、大波の逆巻く湖水に、 ひとりボートを漕ぎ出したり、急流の底にもぐって真珠貝をとってきたりしました。 「アリヨーシャには、この世に怖いものが無いようだ」と、町の人はうわさをしました。 力が強いだけではありません。頭もよく、お父さんが文字を教えると、すぐに 覚えて、難しい本を読み始めました。 そういうアリヨーシャを見て、お父さんは自分の後を継がせようと思い、教会の仕事をやらせることにしました。 「ア...

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2014年6月21日 (土)

大きい1年生と小さな2年生 16.

次の日、まさやは授業が終わると、いままでのように、運動場の木下であきよを待たないで、あきよの教室の方へ行ってみました。 まさやの胸は、ドキドキしています。なにしろ、2年生の教室をのぞいてみるのですから、まさやにとっては、大冒険です。 しかし、大冒険でも、やらなければなりません。まさやは、昨日、あきよのやることをちゃんと見ると、決めたのですから。まさやは窓の近くへ行きました。 2年生は、教室の掃除をしているようでした。でも、ちょっと遠いので、あまり良く見えません。 思い切って、窓の下までいきましたが、今度は、窓が高いので、やっぱり良く見えません。 まさやは、玄関にまわり、靴を脱いで、廊下にあがり、そうっと歩いていきました。だれもいない、1年生の教室の前を通るとき、前よりも胸がドキドキしました。 まさやは、ぎゅっと手を握り締め、お腹にぐっと力をいれて、歩きました。1年4組のむこうが...

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2013年12月18日 (水)

くじら退治 3.

かわうその神は、そこからまた大声で「これからも人間様を苦しめたり、悲しいめにあわせると、絶対にこの俺様がゆるさぬぞ」と怒鳴りました。 化け物くじらは、これを聞くと大変怒りました。「なにを生意気な、この俺に向かって・・・」 化け物くじらは、大きく体を揺り動かし、早いスピードで泳ぎながら、かわうその神を追いかけました。 かわうその神は、だんだん追い詰められて、とうとう陸地の近くまで来てしまいました。 こうなると、もういくら言い聞かせても駄目だと思った、かわうその神は陸の神様たちに向かって、「おーい、化け物くじらを退治するから刀をかしてくれ」 と、大声で頼みました。しかし、陸の神様はみな不思議そうな顔つきで、かわうその神の腰を見つめています。 「さあ、早く投げてくれ。何をぐずぐずしているのだ」 かわうその神は、人間のために化け物くじらを退治ようとしているのが、わからないのかと腹をたて...

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2013年11月 3日 (日)

大きい小学1年生と小さな小学2年生 52.

まさやは、幅の狭いところを探して、どぶ川の川上の方へ行ってみました。しかし、幅は同じです。 今度は、川下の方へ行ってみました。幅はやはり同じです。せっかく、ここまで来たのになあ。まさやは、くやしくなりました。 もう一度、川上の方へ歩いていくと、どぶ川の中に、木で作った看板が落ちているのに、気が付きました。 看板は、頭を斜めに川の底の泥につっこんでいるらしく、その足が一本、川の上につきでていました。 まさやは、林の中にはいって、落ちていた縄を拾いました。そして、縄の端を小さい輪にして、その輪にもう一方の端を通し、看板の足をめがけて投げました。 2,3度、失敗したあと、足に輪がひっかかりました。それをぐいとひっぱり、看板が少し上にあがったところで、まさやは、その足をつかみました。 真っ赤になって、まさやは看板を川からひっぱりあげました。その上にのってみると、大丈夫、板はひっこみませ...

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2012年10月28日 (日)

大きい1年生と小さな2年生 3.

あきよたちが、花を摘んでいる頃、まさやは、がけの間の坂道をお母さんの手にぶら下がるようにして、家の方へ帰っていくところでした。 まさやは、1年生になりたてのほやほやで、入学式の帰りでした。まさやや、あきよの学校は、午前中が始業式で、午後が入学式と、何年も前から決まっていました。 まさやは、背も高く、体も大きい子でした。この間、お母さんの買い物についていって、出会ったおばさんは、あなたは何年生?3年生でしょう。と言ったほどでした。 その3年生に間違えられるぐらい、大きいまさやが、今お母さんにしがみ着くようにして、坂道を下りていきます。 その理由は、こうでした。まさやや、あきよたちの行く小学校は、高い台地の上にあります。 その台地には、団地があって、あきよと遊んでいる藤岡まり子は、その団地に住んでいます。小学校は団地のはずれでした。 そして、まさやの家から学校や団地へ行くのには、道...

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2012年1月28日 (土)

異常天候が地球を襲う!

人類の人口が70億人を昨年に突破した。人口増加による環境破壊が、深刻な問題になってくる。古代マヤ文明が滅びたのも人口増加によるものだ。 燃料や建材を得るため、森林を切り倒し、その為に土が流され農地が埋まって、食料が出来ずに、争いとなり、干ばつが追い討ちをかけ滅びた。 現代では、昨年夏に北極圏に広がるツンドラに、蓄積された炭素が、頻発する火災で、二酸化炭素CO2となり、大量に放出されていた。 米国のある大学教授は、南米アマゾンと並び、地球の肺として、CO2を吸収してきたツンドラが、排出源に転じる恐れがあると警告している。 ツンドラは、1年の大部分が氷雪に閉ざされる荒廃だが、夏季には低木やコケ類があらわれ大気中のCO2を吸収している。 枯れ木や落ち葉などとともに泥炭となり、土壌中に大量の炭素を蓄えてきた。教授チームは米アラスカ州北部のツンドラで炭素の量を測定した。 通常は1平方メー...

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2012年1月26日 (木)

人は忘れっぽい。忘れないために語り継いでいく!

昨年のウサギ年は、災害が多いと云われていたが、本当に千年に一度の大地震と大津波に、台風の連続追いうちで、災害列島となってしまった。 しかし、人間は忘れっぽい。防災対策を考える上でも、これは困った人間の大法則だと、失敗学で知られる畑村洋太郎氏は語った。 彼によると、忘れっぽさには「三」という数字がカギになる。吉本の芸人に「三」で活躍した人がいた。 「三日坊主」という言葉があるように、同じことを三日も繰り返していると、人間は飽きてしまうものである。 被災の記憶も三年、三十年とたつうち、だんだんと薄れ、三百年もすれば社会の中で、それは「なかったこと」になってしまうという。 失敗学とは、いろいろな事故や失敗の事例を分析し、将来のために生かす学問である。 失敗の責任を追及するだけでなく、皆が失敗の知識と教訓を共有していく。それが、創造的な社会を築く力になるからである。 今回の大震災を忘...

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«今年の漢字に「福」「幸」が入るか!